婚活を真剣に考えている方には、相手により自分のことを知ってもらうためにも他人とのコミュニケーション能力がとても大切になります。
ここでは、ここ数年で耳にするようになった「コミュ障」という言葉に焦点を当てて、「コミュ障」とはそもそもどういうことなのか?それを克服するための様々な方法を紹介しながら、婚活の上で重要なポイントであるコミュニケーションスキルについて考えたいと思います。
コミュ障とまでいかなくとも、当てはまることが一つや二つはあるかもしれません。コミュ障を知るとともに、自分や周りの人に同じようなことがあるかどうか、今一度考えてみるのも良いのではないでしょうか。
「コミュ障」とは?
一般的に世間で言われている「コミュ障」とはコミュニケーション障害の略語になりますが、障害と言っても重い意味合いではなく、人とのコミュニケーションが苦手な人を表す意味のネットスラングから世の中に広まった言葉です。独りよがりな意見ばかりを言う、他人に無自覚なタイプも同じようにコミュ障と定義されています。
コミュ障は人間関係を形成する上で何かと不便をもたらし、婚活だけでなく、友人や家族との関係性にも大きく影響します。ここでは、人とまともに話すことが苦手なタイプの「コミュ障」についてお話しします。
「コミュ障」チェック診断
自分がいわゆる「コミュ障」であるかを診断する簡単なチェック項目があります。
・人と話すのが怖い
・周りの人の視線が気になる
・人と会話が続かない
・事務的な話以外の会話が苦手
・他人に興味がわかない
・他人と深く付き合いたいと思わない
・自分のことが好きになれない
・本音で話すことはない
・挨拶するのも苦手だ
・自分の意見を主張するのは苦手
この中で自分に当てはまる事が5つ以上ある方は要注意です。コミュ障の人の共通項は、会話が困難で、人と社会的な関わりを持つのが困難という点があります。
克服の仕方その1:挨拶、リアクション
ここからは、コミュ障の克服方法をご紹介します。
まず1番簡単にできることは、「挨拶」「相槌」「リアクション」です。
・相手の目を見て
・相手の名前を呼びかけながら
・相手に聞こえる声で
が挨拶の基本です。意外にできない大人が多いのも現実ですよね。
次に、相槌は相手がより話しやすい雰囲気を作るためにも、必要なポイントです。
そして、婚活の成功のカギともなるリアクションは、会話を盛り上げる重要なポイントです。モテる人はリアクション上手な人が多く、話が上手ではなくても、このリアクションが上手くできればかなり印象が良くなります。
大げさな反応をする、というのではなく何気ないことにもすぐに感情表現をできること、相手の状況を把握して自分なりの言葉を投げかけられるようにしましょう。
克服の仕方その2:会話
挨拶やリアクションがきちんとできたら、次は、会話の切り出し方や話題の広げ方について意識してみましょう。
例えば、会話が上手く続かないとお悩みの方なら、相手が投げかけた話題を広げたり、掘り下げるスキルを学びましょう。一つのキーワードが出てきたのなら、それについて「いつ・どこで・誰と・何を」などを自然な形で聞いてみるのも良いでしょう。
また、自分が分からないことでも興味を持つ姿勢や、無理に会話を長く続けようとしないことも大切です。
ありきたりではありますが、会話の切り出しに困った場合に使えるネタとして、「天気・自分や相手の近況」があります。
克服の仕方その3:より親密になるために
相手ともっと親密になるためには、良い意味で相手を驚かせるようなギャップを持つことです。自分にギャップ?と戸惑ってしまった方が自分の意外性(ギャップ)を見出すためには、まずは自分が他人にどう見えているかを知りましょう。
コミュ障の人は自分をよく見せようとしがちなところがあります。無理に見栄を張ったり、他人に良く思われたい一心で演技をしたりするのはやめ、自然体で余裕のある会話を心がけましょう。また、コミュ障の人の多くは、要領を得ない話をしたり、長くダラダラと話してしまうことがあります。簡潔に話す技術を身につけることも必要です。結論を先に話したり、要約を先に話したり、キーワードを明確にすることがポイントです。
克服の仕方その4:精神面
最後に、自分を好きになること。コミュ障の人はとかくネガテイブで自分のことを嫌う傾向もあります。自分を好きになれない人は、人を好きになれません。
相手の話や、人そのものに積極的に興味を持つことも必要でしょう。コミュ障の人は他人に興味がないということが多いようで、それ故に独りよがりな態度をとってしまうことも少なくありません。
一方で、他人に興味がない、と言いながらも自分が他人からどう思われているのかを異常に気にしてしまう特徴もあります。人の目を気にしすぎるのはやめましょう。婚活を真剣に考えているのなら、自分を好きになり、相手の良いところを見いだす努力をすること、そして、相手の立場に立って考えられることが大切です。
まとめ
コミュ障という言葉を初めて耳にした人でも、当てはまることがあったのではないでしょうか?
言葉自体は比較的新しいものでも、そこに潜むコミュニケーション能力の問題は以前から存在していて、誰にでも当てはまるものなのかもしれません。
コミュ障とは言えない方でも、コミュニケーション能力を向上させるために役に立つ方法がいくつもありますので、婚活に大いに役立てていただけると思います。