結婚相談所は男性不足なのか?
実際のところ、結婚相談所の男女の割合は男性4割、女性6割程度となっているところが多いようです。とはいえ、すべての結婚相談所がこれに該当するわけではなく、男女同等の場合もあれば逆に男性の割合が多い場合もあります。男性不足というのはあくまでも一例としてとらえましょう。
エン婚活エージェントは、男女比の差があまりない結婚相談所のひとつ。2019年11月現在の会員数は男性14,743名、女性15,423名となっており、その比率はほぼ1:1です。
このように結婚相談所によっては最新の男女比を明確に示しているところもあります。入会を検討している結婚相談所があれば、まずはHPをチェックしたり、電話で男女比を問い合わせてみたりしてみてはいかがでしょうか。
結婚相談所が男性不足といわれる原因
それではなぜ、結婚相談所は男性不足という噂が立ってしまったのでしょうか。実際に男性不足の結婚相談所もあるわけですから、なにかしら理由があるはずです。
ここではその理由を紐解いていきます。
結婚願望が低い
結婚相談所に入会する方々は、結婚したいという気持ちが大前提にあります。いわゆる結婚願望というものです。そもそも結婚願望が低い、ないという状況では、入会にすら至りません。
一般的な結婚適齢期とされる20代後半~30代という年齢は、ちょうど仕事をバリバリとこなす年齢とも重なっています。仕事が楽しかったり、キャリアアップを目指していたりといった状況で、仕事に没頭している男性も多いのが事実です。
こうなると、結婚したいという方向にはなかなか頭が回らないかもしれませんね。
特に30代後半にもなると、職場で役職を持つ方も出てきます。こうなるとある程度の収入も確保できているはずです。
自分ひとりで自由に使えるお金があることから、独身であるメリットを感じてしまっていることも。仕事が順調で、プライベートの時間も充実しているという状態ですね。
こうなると「ひとりで充分楽しいから、まだ結婚は考えなくてもいい」という結論に至ってしまうこともあります。
不安がある
前述した内容とは反対に、結婚願望がありながらも結婚に踏み切れない男性も少なくないのだとか。その理由のひとつは、収入面での不安です。昨今の世の中では、結婚適齢期でありながら年収300万円以下で働く男性も少なくありません。
これではひとりでの生活もやっとなのに、結婚して妻を養い、まして子どもをもうけるなど夢のまた夢…と消極的になってしまっても無理はないでしょう。
また、結婚相談所に入会している女性が結婚相手への希望条件として挙げる年収は、400万円以上が平均。多くの男性はこの条件に達していないため、結婚相談所への入会を諦めてしまうのです。
このようにそもそも収入面での不安がある上に、結婚相談所はお金がかかるというイメージがあるのも男性不足が加速する理由のひとつ。結婚相談所によっては年間数十万円の会費がかかることもあるため、婚活手段として選ぶにはハードルが高いと感じられてしまうのかもしれません。
男性不足であっても勝てる女性になるには
結婚相談所が男性不足であるのなら、おのずとその競争率は高くなります。男性として好条件の方であればあるほど、その男性ひとりに対して大勢の女性が集まることも容易に想像がつきますよね。
続いては、そのような不利な状況下でも男性から選ばれる女性になるためにできることを、3つご紹介していきます。「男性不足だから仕方がない」と諦めず、まずは努力することが大切ですよ。
積極的に行動する
結婚相談所に入会したら、積極的に行動することが重要です。入会しただけで満足して、あとは理想の男性が向こうからやってきてくれるはず、などと思って待っているだけではいつまでも結婚できないかもしれません。
結婚相談所によっては専任のアドバイザーがサポートをしてくれるところもあります。婚活について疑問や心配事、気になることがあればすぐに相談しつつ、効率的かつスピーディに婚活を進めていくべきです。
もたもたしていると、数ヵ月、1年なんてあっという間に過ぎてしまいます。そうこうしているうちに年齢はどんどん刻まれていき、気づけば結婚適齢期を過ぎていた…ということも。そうなれば成婚率がぐっと下がってしまう可能性も出てくるでしょう。
婚活を始めてから成婚までの目安期間は、概ね1年程度がよいとされています。それ以上かかると婚活疲れに陥り、心身ともに疲労してしまうかもしれません。1年の勝負と自分に言い聞かせて、フルパワーで婚活に挑んでみてくださいね。
男性のタイプは幅広く
婚活がなかなか上手くいかない原因のひとつに、理想の男性像を絞りすぎているということも挙げられます。大手企業勤務で年収1,000万円以上、高身長のイケメンで、実家との同居不可、タバコもギャンブルもやらない…などなど、条件を上げすぎていませんか?
もちろん誰しも、結婚相手には最高の条件を挙げたくなるもの。とはいえ、現実世界にはそこまで完璧な男性はそういません。年収だけに注目してみても、1,000万円を超える年収を得ている男性は全体の6.9%であるといわれています(参考:厚生労働省「賃金階級・性・年齢階級別労働者数割合」)。
加えて、年収1,000万円以上に到達するのは主に40~50代の方々となっていますので、いわゆる結婚適齢期の男性たちにこれを求めるのは難しいでしょう。
好条件にばかり意識が向いていると、選択肢が非常に狭まります。仮に性格や価値観の面でとても相性のよい男性が表れたとしても、それに気づけないこともあります。
どうしても譲れない条件をまずはひとつだけ挙げ、それ以外の条件は「該当すればうれしい」程度に留めることで、選択肢はかなり広がることでしょう。
選ばれる女性になる
自分なりに努力しているつもりなのになかなか男性から選ばれないなら、一度自分を見つめ直してみてください。30代になっても20代の頃と変わらないメイクやファッションをしている、肌に衰えを感じながらも「年齢のせいだから」と諦めてケアを怠っているといった状況はNG。自分自身に改善ポイントがないかを確認してみましょう。
結婚相談所で成婚まで至るために重要なのは、男性から「また会いたい」と思ってもらえる女性になることです。30代ならメイクは大人っぽく上品に見えるようなものに変え、ファッションも露出を控えて清楚なコーディネートを取り入れましょう。
隠したいところが多いからと、つい厚化粧になってしまっていませんか?厚化粧は肌に負担をかけるほか、老け顔に見せてしまう原因にもなるものです。日頃からナチュラルメイクを心がけ、肌質から根本的に改善していくことを目指してみてはいかがでしょうか。
立ち振る舞いも重要です。キャピキャピとした言動や行動で若作りをするのではなく、30代だからこその落ち着きや色気を前面に出して振る舞うことを忘れないでくださいね。
まとめ
結婚相談所は男性不足という噂ですが、必ずしもそういうわけではないということが分かりましたね。エン婚活エージェントのように男女比がほぼ半々の結婚相談所もありますので、まずは入会前に確認することが重要です。
また、成婚に至るために大切な要素は、結婚相談所の男女比だけではありません。理想の男性に選んでもらうためには、女性側も自ら行動を起こし、ときには間口を広げる必要もあることを忘れないようにしましょう。
待っているだけで相手から来てくれるというのは、ごく一部の運のよい方だけです。婚活の成功と幸せな結婚生活を送るためには、男女ともにある程度の努力が必要ということを忘れないように活動しましょう。