恋愛成就研究ラボ

【失恋のトラウマを振り切るには行動あるのみ】恋愛成就研究ラボ⑤

ユウマとハヤト、二人とのデートを楽しむエン子。今日はハヤトとの映画デートだった。そして二人は良い雰囲気になり……。

 

 

ハヤトにマッサージをしていると……
ハヤトの手がエン子の手の上に重なる。

ゆっくりと後ろを振り向いたハヤトはエン子に唇を重ねてきた。

 

 

 

過去のトラウマに縛られていると幸せはつかめない?

 

(ち、ちょっとここでキスするのは正解?不正解?)
(わかんない。わかんなすぎる~助けて京子様~!)
(もういい。このまま身をゆだねよう。本能に従おう)

 

ハヤトのキスはとても心地いい。

私たちはしばらく夢中でキスをした。

 

ハヤト「このまま、朝までこうしてたい」

 

その時、携帯の着信音が鳴る

 

「平川佑真」

 

と表示されている。

 

ハヤト「出ないの?」

(うわ。どうしよう……。とりあえず名前は見られてないよね)

エン子「だ、大丈夫。母だから」

 

(そうだ。私、ここに朝までいるわけにはいかないのよ)

エン子「終電まだあるかな?明日の朝、親が来る予定だったのすっかり忘れてた」

ハヤト「さっきの電話、本命の男だったりする?」

エン子「そんなわけないでしょ……」

 

(あー、もうハヤトに決めたいけどユウマさんに会って確認しなきゃいけないこともあるし。何か気を持たせること言いたいのに、言葉が出てこない)

(こんな時、京子様なら何ていうんだろう)

エン子「今日はすっごく楽しかった。また、会いたい」

ハヤト「俺はもっと一緒にいたかったけどね」

エン子「あはは、次は楽しみにしてて」

ハヤト「……」

エン子「じゃあ、また会社で」

(ダメだ、私。全く気の利いたこと言えてない)


バーラビリンスにて

 

エン子「はぁああ」

京子「何よ!大きなため息ついちゃって」

エン子「だから、さっきから言ってるじゃないですか」

エン子「ハヤトには別の男がいるって思われたかもしれないし。キスの途中なのに慌てて切り上げちゃって」

京子「しょうがないじゃない。もうキスちゃったから……ハヤト君のこと好きになっちゃったんでしょう?」

エン子「はい……本当は朝まで過ごしたかった。でも、本気だからこそ流れでずるずるそういうことになって大事にされないのも怖かったんです……。前の彼氏のトラウマがあるから……」

京子「そうよね。前に傷ついた思い出を乗り越えるのは大変よね」

(京子様優しい……。身に染みる~)

京子「でも、いつまでも過去の呪い(トラウマ)に縛られていると幸せはつかめないわ。『幸せ』には、してもらうものじゃないのよ!自分でなるものよ

京子「私の教えで、彼がダメ男でないことは分かっているわよね?でも、疑い出すときりがない。後は彼をどこまで信じられるかよ」

京子「そして、肝に銘じなさい!お金も男も誰も自分を幸せにしてくれないわ。そりゃ、好きな人と同じ気持ちでいると幸せよ。でも、その時間をどう使うのかは自分の心がけ次第。
何もせずに、嫌われたらどうしよう、他の人とも連絡してるってばれたらどうしようって考えることほど無駄なことはないの。今を大事にして。その今に向き合うの」

 

エン子「京子さん、私間違ってました!私、ハヤトに集中します。変な打算は一切やめて、自分の気持ちに素直になって……ユウマさんにはお別れをしてきます」

京子「エン子ちゃん、いい顔してるわよ」

最後に男に別れを告げる時のアドバイス

なるべく男が振ったことにしてあげて

男の人はプライドの高い生き物だしいつ再会するかもわからない。
ひどい振り方をしてストーカーのようになってしまう人もいるわ。

 

銀座の寿司店

 

(最後のお別れをするはずが、なんで私こんなミシュランのお寿司屋さんでごちそうしてもらってるのよ)

ユウマ「また、寿司だったね」

エン子「いえいえ。でもこんな素敵なところ。ありがとうございます」

ユウマ「しばらく、食べられないかもしれないしね」

エン子「ですね。そうそう来られないですよね。私はこんなの初めてです」

ユウマ「違うんだ。俺、転勤になった。ついてきてくれないか?」

(えっ、どうしよう……。なるべく男が振ったことに……)

エン子「……私、あの……」

ユウマ「って言いたかったんだけど。南スーダンなんだ。ずっとアフリカの難民問題を解決したくて希望を出してた。だから、君は連れていけない」

ユウマ「君のこと本当に素敵だって思ってて、後ろ髪を引かれる思いはあるけどごめんな」

エン子「南スーダンって危ないところですよね。でも、すごい。やっぱりユウマさんはかっこいいです」

ユウマ「そういうこと言われると行きたくなくなるだろ」

ユウマ「数年後、また帰国したときにエン子ちゃんが、もしも結婚してないならその時は必ず僕のものにするよ」

エン子「その時はお願いします」
(ユウマさん、本当にいい人だった。こんなにうまくお別れができるなんて思わなかったな)

 

私たちは銀座で握手をしてお別れをした。

 

エン子「ユウマさん、頑張ってください。ずっと応援してます」
(自分からいろいろ言わなくてよかった。よし、ハヤトに会いに行こう)

 

私はハヤトに電話をかけた。

 

(出ない……。思い切って家に行っちゃおうかな)

 

ハヤトの家の前

 

もう一度、電話をしようとスマートフォンを手にする。

その時、ハヤトが女の人と歩いているのが見えた。

そして、二人は楽しそうに会話をしながら、そのままハヤトのマンションに入っていく。

 

(心臓がバクバクする。嫌な予感。誰なんだろう)

 

思わず電柱の陰に隠れる。

 

(私、とことん男運がない……京子様ぁぁ~~~)

 

事実を確かめず、憶測での判断はチャンスを逃す!?

 

バーラビリンス

 

アケミ「エン子が潰れたって、京子様に呼ばれてきたけど……何があったの?」

京子「今日は何を言っても無駄よ。ユウマさんとあんまりうまくお別れできたんもんだから、そのままアポなしでハヤト君の家に行ったらしいのよ」

アケミ「ついにハヤト君の胸に飛び込もうと……」

京子「そしたら、なんと女の子と一緒に部屋に入っていったんだって」

アケミ「えーーーっ?ハヤト君、浮気するようなゲス男だったんですか?」

京子「まだ、わからないわ。事実はひとつ。今はあれこれ憶測するときじゃないわ」

京子「ってアドバイスしたかったけど確かめもせずに潰れた子がここにいるわ」

京子「おーほっほほほ、こういう時にこそ京子様の出番よ」

アケミ「京子様、エン子はもう再起不能ですよ」

京子「たかだか、女の子と歩いているのを見ただけ。憶測でものを判断するのはダメよ。真実はいつもひとつ

アケミ「京子様がコナン君に!」


エン子「き、きょうこ様、私もう。ダメです」

京子「とりあえず今日はうちに連れて帰るわ」

アケミ「き、京子様のおうち!私も行ってみたい」

京子「しょうがないわね。今夜は特別よ!特別!」

 

白金・ペントハウス

 

アケミ「すっごい。ここ本当にホテルみたい」

 

きらめく東京タワーが一望できる白金のマンション。

大理石のキッチンには生活感がなくものはほとんど置かれていない。

 

広々としたリビングに2つのベッドルーム。

それぞれにはバスルームがついている。

 

京子「エン子ちゃんをここに寝かせましょ」

アケミ「急にきてしまって、旦那さんは大丈夫なんですか?」

京子「大丈夫、ここは私が所有している個人宅よ!うちの夫との愛の巣ではないわ。おほほほっ」

アケミ「すごーい」

京子「まぁ、本当のところは慰謝料御殿よ。これを持つまでには壮絶な過去があったのよ。
その時がきたら、また教えてあげるわよ」

京子「私はあっちで寝るから、あなたたちはここで寝なさい」

アケミ「おやすみなさい」


翌朝

 

エン子「あー、頭痛い」
(って、ここどこ?)

アケミ「おはよう。エン子」

エン子「アケミ……ってことは、昨日のことは夢じゃないのね。ハヤトのことも……」

アケミ「そうね。そして、ここは京子様のおうちよ」

京子「2日酔いに効くしじみのお味噌汁飲む?」


エン子「あーー、美味しい~」

アケミ「京子様って本当に完璧な方なんですね」

京子「年を取ると人生の経験値があがるのよ。年齢を重ねるのも悪いことじゃないでしょ?ま、婚活には不利なんだけどね」


エン子「京子様。私やっぱり恋はもういいです。怖いんです」

京子「あー、振り出し戻るのね。ハヤト君が女の子と歩いているのを見た。ただそれだけのことで。事実を確認もせずに、せっかく好きになったチャンスを逃すのね

エン子「だって、もし二股かけられてたら」

アケミ「エン子があの時、逃げずにとまってれば……」

京子「あーー、あんたたちのタラレバトークには付き合ってられないわ!」

京子「まずは前回のこともあるし、すぐにハヤト君にLINEしなさい。反応を見てあげる」

エン子「い、今ですよね」

アケミ「いつやるの?」

京子「今でしょ!」

3人「あははははっ」

 

(アケミと京子様といれば強くなれる。不思議と辛さも消えていく)
(失恋したときに友達がいない人はどうするんだろう……)
(失恋……。前の失恋の時も2人にはお世話になったな。あと何回私は失恋するんだろ)
(ハヤト……)

 

京子「変なことばかり考えずに早くしなさい」

 

京子「悶々とネガティブなことばかり妄想すると、
過去の呪いに縛られるわ」

 

かくして私は勇気を振り絞り

 

≪おはよー★今日、ごはんどう?≫

 

とLINEをハヤトに送ったのだった。

そして、暫くしてハヤトからの返信が……

 

続く

 

過去のストーリーはこちら

①浮気男に引っかからないための6つテクニック

②99人の雑魚男に出会え!

③俺通信男!便所男に注意せよ 合コン編

④究極のデートテクニックは営業に通じる!

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こいとりライター

MARUKO
恋愛ゲームのプロデューサーとして活躍し、50本以上の作品を世に送り出す。 女性の胸キュン・シチュエーションを追及するなかで、1万件以上の恋・SEXのリアル体験談に触れたことがきっかけで恋愛コラムニストに。  

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