恋愛成就研究ラボ

【99人の雑魚男に出会え!】恋愛成就研究ラボ②

美山エン子28歳。そこそこ美人の営業事務。
恋愛マスター京子さまに背中を押され浮気男と決別し、新たな恋を探すはずだったのだが。。

 

アケミ「エン子、彼氏と別れて1ヶ月だよね。次の恋は見つかりそう?」

 

エン子「全然。何かみんなが浮気男に見えちゃって。次に付き合う人は結婚とかも意識したいし。って考えるとしばらく恋は休もうかなって」

 

アケミ「わかる〜!!親も30歳までは結婚しなくていいわよって言うし。お互い充電期間楽しもうね」

 

エン子「うん、うん!アケミがいてくれて良かった。おかげで全然さみしくない」

 

その時、背後から近く影が!

 

京子「おーっほほほ!これだから、恋愛の才能ゼロの田舎娘は!」

 

エン子「き、京子さま!?」

 

メガネをキラリと光らせながら京子さまは私たち2人を指さして告げる。

 

京子「危険よ!危険!」

 

アケミ「もしかして、この方が恋愛マスターの京子さま?」

 

エン子「そう!浮気男と決別できたのは京子さまのおかげなの」
エン子「あの、私の親友のアケミです」

 

京子「どうも。アラブの石油王、売れないミュージシャンと2度の離婚を経験して
今は通販サイトFAFATOWNの経営者と3度目の結婚生活を楽しんでいる京子よ」

 

(京子さま、そんなすごい方だったんだ)

 

京子「それより、あんたたち婚期逃すわよ」

 

エン子「ど、どういうことですか?」

 

京子「結婚できないってことよ」

 

アケミ「そんな。私たちは充電期間をおくだけで結婚はしたいんです」

 

 

 

京子「あんたたち、婚期逃す条件がそろってるのよ。知りたい?

 

エン子、アケミ「条件、教えてください!」

 

京子さまの目がキラリと光り、ドンっとテーブルを叩く。

 

京子「結婚できない3つの条件はこれよ!」

 

 

京子さまの結婚できない3つの条件

1. 今までの人生そこそこモテた
その気になれば、いつでも結婚できると余裕を持ってしまう。焦らない

 

2. 自立し、余暇を楽しめるお金がある
男がいなくても楽しく暮らせてしまう。経済的にオトコに依存しない。

 

3. 真面目で親想い
周囲の目を気にしてオトコ選びのハードルをあげてしまう

 

 

アケミ「自分で言うのもなんですがあたってます」

 

京子 「はっきり言うわ!女は鮮度が命!」

 

京子 「私くらいのテクニックがあれば別よ。何の武器も持たない一般の女は若いってだけで結婚できる時期にしなさいってこと

 

アケミ「したいんですけど、誰でもいいわけじゃないし」

 

エン子「そう簡単に好きな人ができないんです!」

 

京子 「それよ、それ!その言葉待ってたわ! 好きな人ができない。それで5年も10年も無駄にするのよ」

 

好きな人はね。できるものじゃない!できる身体に持ってくの! BY 京子

 

 

エン子、アケミ「ど、どうやって?」

 

京子「次の恋にすすむために99人の雑魚男に出会いなさい!

 

エン子、アケミ「99人!? 雑魚?」

 

京子 「そうよ。ただね、この方法は中途半端にすると余計に男嫌いになるわ。
きちんとルールにのっとってやらないとダメ! 言わば男ハントという競技ね」

 

京子「この競技やってみたいかしら?」

 

(婚期は逃したくない。私だって人並みの幸せは欲しい)

 

アケミと顔を見合わせて、深くうなづく

 

2人「教えてください」

 

京子「まず、やることは簡単よ。とにかく合コンや婚活パーティーで色んな男に出会うこと。そして、デートを重ねる。もちろん、絶対にないと思う男とはデートしなくていいわよ。ただ、いつもよりハードルを2段くらい下げなさい」

 

京子「例えるなら、1本釣りじゃなく、地曳き網的なものよ!」

 

エン子「わかるような、わかりません!」

 

京子「ま、物分りの悪い子。今から、ルールを説明するからそれで理解して頂戴ね」

 

京子さまの男ハントルール

1. 価値観と容姿のバランスのあう信用できる女友達と2人でスタートせよ!
1人で何度も婚活パーティーや合コンにいくのは無理。心も折れるので一緒に戦う戦友が大事。適度にライバル心をあおれるくらいの自分と横並びの人をチョイス。

 

2. やるからにはモテよ!
モテないと楽しくない。
モテるための女を演じよう
だから、運命の一人を狙うのではなく地曳き網。ごそっと男を刈りとるイメージ。

 

3. トレーナーをつけてハントの報告を行え。どんなこともネタになると思え!
もういいや、男選びなんて面倒くさい。。
となる瞬間必ずトレーナーの力が必要になる。この場合はわたしよ。
トレーナーに報告することでどんな男が嫌でどんな男が好ましいかを自分できちんと身を持って知る

 

4. 期間は半年以内に決める
ズルズルはしない。雑魚男のハントのやめどきは、男ってみんな同じ。王子さまなんかいない。だから私は○○さえあればいいわと思えた時。もちろん、本命が現れたらそれでハントは終了

 

 

京子 「以上よ」

 

京子「そうね。今回は3か月間の集中トレーニングよ!」

 

エン子「頑張ります!!」

 

京子「早速だけど、このリストの中から興味のある婚活パーティーを探してみて頂戴」

 

京子「婚活パーティーのリストを見れば年齢がいかに重要かが実感できるわよ」

 

エン子・アケミ「うわ!いろいろある!!」

 

2人は京子さまからもらったリストを眺めてみる。

 

≪20代限定 趣味婚活≫
≪20代限定 年収1000万以上の男性との婚活パーティー≫
≪34歳まで参加可能 ラフなお見合いパーティー≫
≪バス恋活! 東京めぐりツアー≫
≪マッチョな男性に会える。筋肉婚活≫

 

 

エン子「すごい。婚活パーティーってこんなにいろいろあるんですね」

 

アケミ「なんか面白い!わくわくしてきた」

 

京子「まぁ、最初は楽しいと思うわよ。女の子はお金がかからないものも多いから参加してみなさい」

 

エン子「早速、行ってきます~! いこう! アケミ!!」

 

アケミ「うん!」

 

京子「話はまだなのに!あんた達! 待ちなさい~……。……。」

 

ピポパ(電話する音)

 

 

京子「あなたぁ~ん♡ 今からおうちに帰るからね! うん! 愛してるわよ♡」

 

こうして、エン子とアケミは雑魚ハントを始めた。

 

 

2人が選んだお見合いパーティーの行方は?

第1回目お見合いパーティー当日。
2人が最初に選んだのは、
≪20代限定 年収1000万以上の男性との婚活パーティー≫

 

エン子「いきなりここで出会っちゃったりして」

 

アケミ「雑魚ハントといいつつ期待しちゃうよね」

 

2人は京子さまから送られてきたLINEの指示を読む。

 

モテを制するために行うべき5箇条
1. メイクは派手すぎす
2. コンサバ系のワンピース
3. 足元は少し高い靴を
4. 気に入った男性がいたら共通点をとことん見つける 共通点はみつけるもの
5. 心からのすごいを言う

 

 

エン子「うん。まずお互いに服装はいいよね」

 

エン子は白いシフォンのワンピースにルブタンのハイヒール。
アケミは涼しげなリネンの紺のワンピースにMIUMIUのサンダルをあわせてきた。

 

アケミ「なんかエン子ずるい!完全に男ウケしそう」

 

エン子「あはは!京子さまの指示通りよ」

 

会場は恵比寿の大使館を改装したレストラン。
豪華で素敵な作りのレストランに二人ともうっとりしながら会場に足を踏み入れた。

 

アケミ「エン子、受付こっちよ。色々記入するみたいよ」

 

会費の2000円を支払うと受付の人が何枚かカードを差し出す。

 

受付「まずは、自己紹介カードにご記入をお願いします」
受付「2枚目のカードは相手との会話を記録するメモとしてお使い下さい」
受付「3枚目、4枚目は気に入った相手を選ぶカードです。第一印象カードと最終のリクエストカードがございます」

 

エン子は3番、アケミは5番となって自己紹介カードに記入していく。

 

番号 3番
名前 美山エン子
年齢 28歳
身長 160センチ
一人暮らし 家族と同居
職業 営業事務
出身地 秋田
最終学歴 都内大学卒
趣味 旅行
好きなタイプ 誠実な方

 

エン子は自己紹介カードの写真を撮り京子様に送信した。

 

トークタイムはさしすせそで乗り切れ!
さすが
知らなかった
すごい
センスいいですね
そうなんだ~』

 

とすぐに返事がきて新たな指令が送られる。

 

会場に入ると男女15人ずつくらいの人がすでに集まっていた。

 

司会の人が婚活パーティー開始を告げてトークタイムが始まる。
3分ずつプロフィールなどをみながらお互いのことを聞いていく。

 

1番「こんにちわ。俺、弁護士なんだよね」

 

エン子「すごいですね!」

 

1番「みんなそういうんだけど、そんなにすごいのかな~」

 

(うわ!苦手なタイプだ)

 

1番「この間、新車にベンツのオープンカー買ったんだよ」

 

エン子「さすがですね! 一度、オープンカーって乗ってみたかったんですよ~。」

 

(つ、疲れた。でも、地曳き網!地曳き網!)

 

アケミの方を見るとアケミもさしすせそでトークタイムを乗り切っている。

 

最初の10人は完全に外れだった。
自慢男や生理的にうけつけない人。
40で親と同居している人。
見るからに浮気しそうな男。

 

 

(年収が高いのに婚活パーティーに来てるのはそれなりに理由があるんだな)
(私、もっと普通の人がいいな)

 

11番「こんにちわ。秋田出身なんだ?」

 

エン子「はい」
(この人は安心してお話できそう)

 

スラリとした涼しげな顔の男性に好感を持った。

 

11番「俺の両親も秋田出身だよ」

 

エン子「え?どのあたりですか?」

 

地元トークでさしすせそを使うこともなくあっと言う間に3分が過ぎた。

 

そして、全員とのトークが終わる。
(11番さんくらいだな)

 

アケミ「トイレいこうよ」

 

もちろん、作戦会議の意味だ。

 

エン子「アケミ誰かいい人いた?」

 

アケミ「11番くらいかな。あとは雑魚っていうか勘違い男ばかりでしょ」

 

エン子「うわ。かぶった」

 

アケミ「かぶったっていうか、他がなさすぎるっていうか。何か人気集中しそうだね」

 

エン子「そっか、そういうもんなんだ」

 

フリータイムが始まると11番のまわりには案の定人だかりができていた。
あらかじめ、第1印象カードを書いているので、エン子が11番を気に入っていることは伝わっている。

 

京子様からのメッセージを見る。

 

キョロキョロしない。
ガツガツしない。
共通点を見つけ、運命だと思わせる。

 

1番「今、話せる?」
3番「俺も話したいな」
5番「じゃあ、俺も」
10番「エン子さん、後で時間頂戴」

 

地曳き網作戦の成果かエン子もあっと言う間に男性に囲まれる。

 

キョロキョロしない。
ガツガツしない。

 

を思いだし時間をやり過ごす。

 

すると、
11番「今、少しエン子さんとお話してもいいですか?」

 

まわりの男がエン子をみる。

 

エン子「私も11番さんとお話したいです」

 

共通点を見つけ運命をつくりだす。

 

エン子「趣味はなんですか?」

 

11番「城とか墓めぐりかな~」

 

エン子「お城ってあのお城ですか?」

 

11番「うん。武将がいたお城。お墓は維新の志士たちのね」

 

エン子「お墓もですか。じゃあ歴史が好きなんですか?」

 

11番「そう。かなりマニアなんだけどね、戦国時時代と幕末が好きなんだよ」
11番「特に幕末の坂本竜馬みたいな生き方がしたいな」

 

(チャンス!大学のゼミの先生が竜馬好きで、司馬遼太郎が課題図書だったわ)

 

エン子「私も司馬遼太郎の竜馬がいくとか好きですよ!」

 

11番「え?女の子で珍しいな。俺も司馬遼太郎大好きだよ。どの竜馬が好き?」
11番さんが前のめりになる

 

エン子「やはり、脱藩を決めて国を出るときですよね」

 

11番「だよね!あの別れが竜馬を大きくしたよね」

 

エン子「本当にそうですよね」

 

11番「参ったな。エン子さんとは初めて会ったと思えない」

 

(11番さん、かなり歴史オタクだけど共通点探しでこんなにうまくいくとは。)

 

フリータイムは最高の形で幕を閉じた。
いよいよ最後は気に入られた人から連絡先をもらう告白タイムだ。

 

エン子のまわりに5人ほどが群がる。
1番人気だった。

 

アケミも同じくらいの人に囲まれている。

 

11番さんがゆっくりとエン子に近づき、

 

11番「良かったらまた会いたいな」

 

とカードを渡しカップルが成立した。
11番さんの名前は平川佑真だった。

 

帰り道。

 

エン子「これ、あと何回くらい行くんだろ」

 

アケミ「エン子は収穫あったからいいじゃん」

 

アケミ「私なんかいいなと思う人すらいなかった」

 

エン子「でも、11番さんもまだ本当に理想の人かわからないし」

 

私たちはラビリンスに立ち寄ることにした。

 

京子「そろそろ、来ると思ってたわよ」

 

エン子「疲れました~。」

 

京子「1回目で何をいってるの」

 

京子「これからは週3回はノルマよ、徹底的に男を見て回るのよ」

 

アケミ「婚活パーティーって、短い時間でたくさんの男の人と話すので、気疲れします」

 

京子「別に婚活パーティーじゃなくてもいいわよ。合コンでも友達の紹介でも徹底的にいきなさい。自分の狩場がどこがふさわしいのかを見極めるのよ!」

 

エン子「そうですよね。これは部活!やるしかないんですよね」

 

京子「そう、あんたたちは富士山で言うと5合目!マラソン大会で言うとよーいスタート!と言われたばかり!人間でいうとまだ首も座らない赤子よ!」

 

京子「ここでリタイアするならそれまで!はい、さようなら」

 

2人「つ、ついていきます!」

 

京子様のスパルタ指導のもと、私たちの雑魚ハントは始まったばかりだった。

第3話(俺通信男!便所男に注意せよ 合コン編)に続く

 

過去のストーリーはこちら

①浮気男に引っかからないための6つのテクニック

 

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こいとりライター

MARUKO
恋愛ゲームのプロデューサーとして活躍し、50本以上の作品を世に送り出す。 女性の胸キュン・シチュエーションを追及するなかで、1万件以上の恋・SEXのリアル体験談に触れたことがきっかけで恋愛コラムニストに。  

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