婚活の同時進行はして良いものなの?
婚活を同時進行していくと時間を有効に使うことはできます。しかし、「同時進行をするのは相手に不誠実なのでは?」という不安もありますよね。
婚活において、同時進行はしてもいいものなのでしょうか?
最近の婚活では同時進行は当たり前
どんな形で婚活をするとしても、いきなり自分の理想とする相手と出会うのは難しいものです。なので、結婚相談所では複数の異性を同時に紹介されることも少なくありません。
はじめから1人に絞るのではなく、いろんな人と知り合って、そのなかから1人を最終的に選ぶことを勧められるのです。つまり、最近の婚活では同時進行は当たり前となってきているといえるでしょう。
仮交際中の同時進行はOK
いくら同時進行をしても良いといっても、お互いに結婚の話をするようになって、両親との顔合わせをするくらいまで交際が進んだ段階での同時進行はNGです。
同時進行が許されるのは、仮交際の期間のみ。仮交際期間とは、特定の相手を知り合うために一定の期間を設けて交際することをいいます。
その期間に、その人と本格的な交際をするのかどうかを判断し、このまま交際を続けていきたいなら真剣交際を決めなければなりません。もしも真剣交際には至らないと結論した場合は、交際を終了する必要があります。
仮交際は長くても半年で、ズルズルと続けていくものではありません。仮交際を終え、そのまま交際を続けると決めたなら、相手を1人に絞る必要があります。
婚活で同時進行をするメリットは?
最初から理想の相手との交際が決まれば良いですが、そうでない場合は同時進行をすることにはメリットがあります。具体的にどんなメリットがあるのかみていきましょう。
たくさんの人を見ることで合う人合わない人の判断がしやすい
同時進行のメリットは、たくさんの相手と出会うことができるということです。いろんな人と出会えるので、それぞれの相手を比較して、どの人が自分に合うかを見極めることができます。
1人の相手に絞って付き合っている場合は、その人について少し引っかかることがあっても「わたしが気にしすぎなのかな?」などと考えてしまうものです。しかし、いろんな相手と知り合ってみると、自分ではなく相手に問題があるということに気づけることもあるでしょう。
さらに、自分に合う人、合わない人の判断もしやすくなります。
自分はグイグイと引っ張ってくれる相手が好きと思っていたものの、実際には話し合いながら物事を決めてくれる人と一緒にいるほうが心地良いことに気づくかもしれません。
また、恋愛経験のない相手のほうが良いと思っていたものの、実際に付き合ってみると、恋愛経験のある人のほうが自分には向いていることに気づくということもあるでしょう。
このように、複数の人と関わることで自分にとってベストな人を見つけやすくなるのです。
同時進行することで本命が早く見つかりやすくなる
1人に絞って会う場合は、その人について知り合うための時間が必要ですし、その後、しばらく付き合ってみて相性を確かめなければなりません。その人との相性が良い場合はいいものの、そうでない場合は、また別の人を探して1からスタートになるのでスムーズに結婚に至らないことも多々あるものです。
しかし、同時進行をする場合は、同じ期間内で複数の人に会えるので、限られた時間内で本命の人を見つけやすくなります。
自分のことを真剣に思ってくれている相手がいると、同時進行をすることに少し抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、もしもその人で良いと決めることができているのなら、迷うことなくその人との真剣交際を考えるはずです。
自分に合うピッタリの人を探すという意味でも、同時進行をするのは当たり前と割り切ることも必要です。
逆に同時進行のデメリットは何?
同時進行にはデメリットもあります。どんなデメリットがあるのかをあらかじめ知った上で、自分は同時進行をすべきかどうか判断するようにしましょう。
複数同時進行することで優柔不断になってしまう
あまりにもたくさんの人と同時進行をしてしまうと、誰が良いのかわからなくなってしまうことがあります。
すべてが完璧な相手というのはそういないので、どの人にも一長一短があるものです。「見た目はこの人が好みだけど、ちょっと強引だな」「こっちの人は優しいけど、経済力が欠けるし・・・」「あの人は経済力があるけど、好みじゃないのよね」
そんなことを考え続けて、誰か1人に絞るということができない可能性があります。その結果、複数の人と同時進行したものの、決めることができずに仮交際のままで終わってしまうかもしれません。
連絡の取り間違いや手間が増えてしまう
複数の人と連絡を取っているうちに、誰が誰だか分からなくなってしまい、連絡を取り間違えてしまう可能性もあります。デートをしても、別の人の名前で呼んでしまったり、過去に聞いた話でも繰り返し聞いてしまったりといったミスをしてしまうこともあるでしょう。
同時進行だと、複数の相手と連絡をしないといけないという手間もあります。仮交際は相手について知るための大切な期間であるにも関わらず、連絡を取るのが面倒になってしまったり、対応も雑になってしまったりすることもあるかもしれません。
同時進行をする際の注意点
同時進行にはメリットとデメリットがあることを理解した上で、婚活で同時進行をすることにする場合は、以下の点に注意しましょう。
あまりに増やしすぎない
いくら複数人と同時進行できるからといっても、相手を増やしすぎるのはNGです。
相手が多いと、それぞれの相手との連絡を取るのも手間ですし、デートの予定を組むのも大変になります。それぞれの相手と1ヶ月に1回はデートをしようと考えるなら、毎週誰かとデートしなければなりません。
同時進行の相手が4人、5人となれば、週に2回デートしないといけないということもあるでしょう。そうすると、時間の確保が難しいだけでなくデート代や交通費がかさむという心配があります。
また、仮交際の人数が多いと、誰が誰だかわからなくなって、それぞれの相手のことを深く知ることが難しくなるかもしれません。結果として、1人の人と付き合うよりも本命の相手を見極めるまでの期間が長くなる可能性もあります。
婚活を短期間で成功させたいなら、時間を無駄にしないためにも同時進行は3人程度がおすすめです。
本命ができればそこで同時進行の人たちは終える
同時進行をしている場合でも、相性の合う人が出てくれば、その人に絞ってほかの人との関係は終えましょう。
「断るのは悪いな」とか、「あの人も捨てがたいな」などと考えて、そのまま同時進行を続けるのは、本命の相手にもそうでない相手にも失礼です。結果として、両方を失ってしまうということにもなりかねません。
複数の人と付き合っている状態を心地良いと考えるのではなく、最終的に1人と真剣に交際することを目標にしてください。そうすることで、婚活を成功させることができるでしょう。
まとめ
婚活を同時進行させることは悪いわけではありません。まだ本命といえる相手と出会っていないなら、仮交際の期間中に複数の人と知り合う努力をしてみることで、効率良く婚活を進めていくことができます。
複数の相手と同時進行をすることにはメリットだけでなくデメリットもあるので、両方を比較した上でどうするかを決めるようにしましょう。もしも同時進行をすることにした場合は、こちらで紹介した注意点を忘れないようにしてくださいね。