ツヅクシアワセ調査室では、この春、関東・関西の都市部に住む30・40代夫婦1,633組を対象に約100項目のアンケートを実施。「いい夫婦の日スペシャル企画」の前編では、1,633組の中でも夫婦そろって「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている“シアワセ夫婦”の結婚までの交際期間や夫婦ゲンカ事情をご紹介しましたが、後編はライフスタイル編です。
浮かび上がってきたキーワードは「2人で」や「平等」、そして「お金」。
個の時代と言われる今、たとえ結婚していたとしてもそれぞれの快適さや楽しみを優先する幸せももちろんありますが、「夫婦の幸せ」を長く続けるために大切なのは、いわゆる“ニコイチ”の視点。「平等」に関しては、何もかもが50/50と言うわけではなく、互いの得意不得意をカバーしあいながら、全体で見た時の納得感を大切にしている傾向に。
「幸せな結婚生活を長く続けたい」という意識の高さからか、安心・安全な生活の基盤となる貯蓄意識の重視も、シアワセ夫婦につながることがわかりました。
▼【関連記事】夫も妻も「生まれ変わっても一緒になりたい」シアワセ夫婦白書 2022‐前編‐
【いい夫婦の日スペシャル企画 ‐前編‐】夫も妻も「生まれ変わっても一緒になりたい」シアワセ夫婦白書 2022
【はじめに】分析対象の「シアワセ夫婦」について
夫・妻それぞれに「生まれ変わっても一緒になりたいですか」と質問。その中で、夫婦そろって「とてもそう思う」「そう思う」と回答したシアワセ夫婦は51%
「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したいと思いますか。(ひとつだけ)」という質問に対し、「とてもそう思う」「そう思う」の回答が半数以上という結果に。ツヅクシアワセ調査室では、その中でも、夫も妻もどちらも「とてもそう思う」「そう思う」と回答した夫婦は、さらに半数の51%存在しました。本調査では、この「51%」を基準に、シアワセ夫婦割合が高い・低いとしています。
夫・妻それぞれ回答における「シアワセ夫婦割合」について
例)家事意識について、「家事は得意な人がやる」と夫が思っていると、シアワセ夫婦割合は42%。妻が思っていると、シアワセ夫婦割合は57%。
⇒一般的に家事負担は妻が負うことが多く、妻が「家事は得意な方がやればいいんじゃない?」と思えているとシアワセ夫婦割合は高めだが、夫が同じように思ってしまうと、シアワセ夫婦割合は低くなる可能性がある。
【暮らし方】都市部に暮らしながらも「都心に住みたい」はシアワセ夫婦割合低し
「将来を考えた間取り」「治安のいい場所」「落ち着いた場所」といった、地に足の着いた感のある項目で、夫も妻もシアワセ夫婦割合が高い傾向に。夫の回答では「家具のテイストをそろえたい」が57%と最もシアワセ夫婦割合が高く、妻の回答との差も10ポイント以上。妻の回答では「ご近所付き合いも大切にしたい」が夫と10ポイント以上差が開いた。今回の回答者は都市部在住だが、「なるべく都心に住みたい」は共にシアワセ夫婦割合が低かった。
【家事意識】アウトソーシングよりも、重要なのは「タイミング」や「方法」への意識
コロナ禍において、その温度差や日頃の心がけの違いが浮き彫りになった家庭も多い家事意識。夫の回答でも妻の回答でもシアワセ夫婦割合が高かったのは、ルーティンを回していくためのタイミングや方法への意識。また「平等に行うべき」と考えながらも、「嫌いな家事も分担」は幸せ夫婦割合が低かった。
【子育て意識】シアワセ夫婦割合が高かったのは「育児は平等に行いたい」
夫の回答でも妻の回答でも最もシアワセ夫婦割合が高かったのは「育児は平等に行いたい」。子どもに何をしてあげたいかよりも、自分たちがどう子育てに取り組むかを重視している傾向にある。逆に最も低かったのは「配偶者に任せたい」で、共にシアワセ夫婦割合が3割を下回る。
【余暇の過ごし方】シアワセ夫婦は「一緒に過ごす時間」を大切に
夫の回答でも妻の回答でもシアワセ夫婦割合が高かった項目のキーワードは「2人(家族)で」低かった項目のキーワードは「1人、あるいは友人たちと」。限られた余暇の時間の中でどこにプライオリティを置くかを考えた時、シアワセ夫婦は一緒に過ごす時間を大切にしている傾向にある。
【老後意識】どう過ごすかより、まずは貯蓄で未来に備える
老後意識では、シアワセ夫婦割合が共に高かった項目が一極集中。「将来に備えて今からお金をためておきたい」で、夫の回答で57%、妻の回答で58%となった。どんな老後を過ごすにしても、お金の不安を軽くすることを重視している傾向にある。
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【いい夫婦の日スペシャル企画 ‐前編‐】夫も妻も「生まれ変わっても一緒になりたい」シアワセ夫婦白書 2022
■調査票タイトル:夫婦に関するアンケート
■調査方法:インターネットリサーチ
■実施機関:株式会社マクロミル
■実施期間:2022年03月10日(木)~2022年03月20日(日)
■調査対象:一都三県(東京、千葉、埼玉、神奈川)、二府一県(大阪、京都、兵庫)に住む 30 歳~ 49 歳の男女で夫婦でのアンケート回答に許諾可能な方とその配偶者。
■有効回答数:3,326人