「他の人に取られたくない」と、出会って3回目で告白
―ファーストコンタクトはいかがでしたか?
Tさま:印象はよかったですね。とにかく可愛かった!
Rさま:楽しくてあっという間に時間が過ぎました。帰り際、濡れたテーブルをタオルで拭いてくれて「気配りができる人だな」とも思いました。
―真剣交際を意識したのはいつ頃でしたか?
Tさま:割とすぐです。出会って3回目でもう告白しました。
Rさま:サッカー観戦をした日だよね。
Tさま:そう。試合後、スタジアムの前で「付き合ってください」と直球で告白して。早いと思われるかもしれませんが、実は内心かなり焦っていました。
というのも、真剣交際に入らない限り、結婚相談所からはいくらでも紹介やアプローチが来るじゃないですか。Rさんはとても可愛いから、他の男がほっとくはずがない。だから「逃がさないように早めにロックかけないと!」と思って。
Rさま:ロック(笑)。
―告白の返事は、その場でOKでしたか?
Rさま:はい。実は、一番良いなと思っていた人にはフラれちゃったので…(笑)。
Tさま:おかげで助かりました!
結婚に向けたすり合わせは「告白より緊張した」
―真剣交際中、成婚に向けてどんなことを話し合われましたか?
Tさま:結構シビアな話もしました。一番大きかったのは、住む場所について。僕は栃木に持ち家があって、でも彼女は千葉に住んでいて…。
栃木に来てくださいと話すまでは「ここのすり合わせがダメなら、すべてがおじゃんになるかもしれない」という恐怖がありました。だから正直、真剣交際前の告白よりも緊張しましたね!
―その話を聞いて、Rさまはどう思われましたか?
Rさま:やはり、少し悩みました。でも最終的には「まあなんとかなるっしょ」と思ってOKしました。
Tさま:住むところも名字も、結局色々と合わせてくれることになって…。彼女には本当に感謝しかありません。あと、彼女をフッてくれた一番目の人にも。
Rさま:(笑)。
「普段の会話を大切に」「2人で一緒に正解を見つけたい」
―金銭感覚や結婚後の家事分担などについても事前にすり合わせましたか?
Rさま:正直、入籍した今でもまだ詰め切れていないところはあります。でも、私も苦手なことはあるし、お互いにフォローし合っていければいいかなと。
Tさま:すべてが理想的な人なんて、恐らくどこにもいませんよね。だから、価値観や考え方は6~7割合っていればいいと思っています。あとは一緒に生活していく中で、2人ですり合わせながら正解を見つけていくものなのかなって。
Rさま:うんうん。だから今はまず“普段からちゃんと話すこと”を大事にしています。一人で抱え込むと、お互い相手のことが分からなくなるので。
Tさま:それで僕は、昔の自分だったら言わないようなことも口に出して言うようになりました。
―たとえばどんなことを?
Tさま:「可愛い」といった褒め言葉とか、「イチャイチャしたい」という要望とか(笑)。おかげさまで今のところ、喧嘩もすれ違いもありません!
Rさま:彼の場合、言葉にしなくても声のトーンで大体分かりますけどね(笑)。
婚活は「自分のペースで」「ベストピースを探す旅」
―最後に、婚活をしようか迷っている方に向けてエールをお願いします。
Tさま:婚活は自分にとっての“ベストピース”を探す旅。結婚相談所にもいろんな人がいるし、大変な活動だとは思いますが、たった一人さえ見つかればこれまでのすべてを肯定できるようになります。
今まで他の人に告白したことやフラれたこと。誰かと付き合ったり、別れたりしたこと。人生で色々あったことが、すべて「これで良かったんだ」と思えます。
自分はそう思えるまでちょっと長くかかって、もう35歳になりましたが。「彼女に会うために、いろんな経験をしてここまで生きてきたんだな」と思えたので、結果オーライです。
それに多分、昔の自分がRさんに会ったらきっとすぐフラれていたと思います(笑)。経験値が足りなさすぎて!
Rさま:婚活では「とりあえず会ってみるのが大事」だとよく言われますが、私もこれは真理だと思います。会って話してみないと分からないことはたくさんあるので。
ただ、婚活は最高のパートナーに会うための作業なので、とにかく何人でも会えばいいというわけでもないですよね。自分のペースで、自分にとってベストな人を探してみてほしいです。
―お二人が共に「ベストピース」に出会えて本当によかったです…!末永くお幸せに!