アプリと比べて「ラクだった」「意思疎通が早かった」
―まずはお二人が婚活を始めたキッカケを教えてください。
Kさま:私は元々結婚願望があり、アプリもやってみたのですが…うまくいかなくて。アプリにいる人は結婚が目的とは限らないと分かり、結婚に繋がる出会いを探すには「時間がかかりそうだな」と思ったんですよね。
それで「相談所だったら結婚できるかなぁ?」と思っていたときに、たまたまエン婚活エージェントのWeb広告を見かけて。登録料なども安かったので、思い立ってすぐ入会しました。
Tさま:自分が婚活を始めたのは、仕事や既存のコミュニティでは出会いがなかったからです。
一応アプリにも登録はしてみましたが、メッセージのやりとりが面倒くさそうで、自分はちょっと向いてなさそうだなと…。それならシステム上でお見合いを組んだり、サポートをしてもらえたりするところがいいかなと思い、結婚相談所に入りました。
―実際に活動を始めてみて、いかがでしたか?
Tさま:アプリと違って、メッセージのやりとりをしてから会うという流れがなくて、その点はすごくラクでした。また、システム上で待ち合わせ場所などを提示してくれたので、それもありがたかったです。
Kさま:私は逆に“メッセージのやりとりをして、雰囲気が分かってから会いたい派”で。だから最初は、雰囲気も何も分からないまま初対面の人といきなり会うという流れに戸惑いました。
一方で、結婚を目的としている分、アプリと比べると割と早い段階で意思疎通ができました。結婚に向けた具体的な話や将来の話もしやすかったですね。
彼が緊張しっぱなし!微笑ましいファーストコンタクト
―次は、お二人の出会いについて教えてください。
Kさま:「はじめまして」の声がすごく小さくて、全然聞こえなくて(笑)。最初は「おとなしい人なんだろうな~」と思いました。
Tさま:Kさんが1人目のお見合い相手で、すごく緊張して…(照)。
Kさま:それから入るお店がなかなか決まらず、二人でグルグル同じところを回りました(笑)。最後はもう埒が明かなくて「飲み物さえあればいいし、もうここでいっか!」って入ったよね。
Tさま:うん。本当は1回、下見に来ていたんだけど…。そのとき「ここがよさそうだな」と思ったお店が満席で、しかも閉店時間も思ったより早くて。「まずい…」という焦りでいっぱいでした。
Kさま:今となっては良い思い出ですけどね(笑)。
―そんな波乱の幕開け(笑)となったファーストコンタクトでしたが、お互いの印象はいかがでしたか?
Kさま: 1時間くらいでお開きになり、私は「もうちょっと知りたいな」という気持ちで終わりました。
あとお会計のときに「は~、緊張した~」と彼の心の声が漏れていたのがおかしかったです。まだ私、ここにいるよ~!って(笑)。
Tさま:本当に緊張していたので…(照)。
自分は「しっかりしている人だな」「キレイな人だな」というのが第一印象でした。お見合いは彼女が1人目だったので、「もしうまくいけばすごくいいし、もしダメだったとしても、そこで学びが得られるだろうな」と思いながら交際希望を出しました。
結婚後を意識した話は、4回目のデートで
―交際成立後は、どのように距離を縮めていかれたのでしょうか?
Tさま:二人の休日が合わないので、どちらかの仕事終わりに二人の中間地点や近いところで夕飯を食べる、というのが多かったですね。
Kさま:最初の頃は雑談とか趣味の話とか、お互いの人となりを知るような話題が多かったかな。
Tさま:そうだね。でも3回目のデート後にアドバイザーさんから「将来の話や結婚観の話をすると、もっと仲が深まりますよ」と自分がアドバイスをもらって。
それで4回目のデート前にLINEで「ちょっと話しづらいかもしれないけど、次は将来の話とかをするのはどうですか?」みたいに聞いて、初めて踏み込んだ話をしました。
―そのLINEメッセージ、Kさまはどのように受け止められましたか?
Kさま:そういう踏み込んだ話って「自然な流れではなかなかしづらいな~」と私も思っていたので、彼からそのLINEをもらえてすごくありがたかったです。
「私からはこういう話をしようかな」とか、「こう聞かれたときはこういう気持ちを伝えよう」とか、事前に心の準備もできましたし。
―実際、どのような話をされたのでしょうか。
Kさま:結婚してどこに住もうか、仕事はどうしようか。子どもはどうするとか、結婚式はするかしないとか。
Tさま:あとは病気とか宗教とか、両親との関係とか、そういう話も一応しましたね。
Kさま:「他人だから、価値観が違うのは当たり前」と担当者さんからも言われていたのでそこは頭に入れつつ、相手の気持ちを聞いて、私も自分の気持ちを言って。その上でどうするかを話し合える人がいいなと思っていましたし、その頃にはもう話し合える関係になっていました。