婚活の原点は、一人でいることの「寂しさ」と「虚しさ」
―まずは婚活を始めたキッカケを教えてください。
Hさま:30歳まで実家暮らしで、家に帰れば両親と犬がいる毎日でした。年齢的に結婚を意識する一方で、「本当に自分の人生に結婚やパートナーは必要なのか…?」という疑問も出てきて。それで一度、一人暮らしをしてみたんです。そしたら想像以上に寂しかった…!
親はいつか先にいなくなってしまう。私も自立しなければいけない。でも、一人は寂しい。だから「やっぱり、私にはパートナーという家族の存在が必要だ」という結論に至り、エン婚活エージェントに登録しました。
Tさま:僕は寂しいというより、一人でいるのがだんだん退屈になってきたという感じです。趣味をやっても何だか虚しさを感じるようになり、それが年々強くなってきたので婚活を始めました。
過去の失敗を活かし、“好き”を全開にして婚活開始
―実際に活動してみて、いかがでしたか?
Hさま:実はまだ実家にいた頃、一度他の結婚相談所でも活動したことがあります。その頃はとにかく“男性から気に入られること”に重点を置いていました。
婚活写真の服装はデコルテの出たピンク系。あまり自分の趣味を出さず、「お料理が好きです♪」「お掃除が得意です♪」みたいなアピールをして。でも、それで全然うまくいきませんでした…。
だから今回はもう完全に開き直りました(笑)。実は私、大のポケモン好きなんです。そこでまずは自分の好きなポケモンの色と同じ紫のドレスを着て、ポケモンのイヤリングを付けて婚活写真を撮りました。
プロフィール文も、「ポケモンが好きです」「犬が好きです」「休日はゲームをしています」「出かけるのも好きです」と“好き”を全開に。その上で「こんな私とお付き合いしてくれる方、カモン!」というスタンスで臨みました(笑)。そしたら…びっくりですよ。一番にアプローチしてくれたのがTさんでした。
Tさま:趣味で楽しそうなのがいいなと思って。あと、紫色のドレスが似合っていましたね。
―すごい!作戦大成功でしたね!
最初から波長が合い、驚くほど「馴染んでいた」2人
―ファーストコンタクトはいかがでしたか?
Hさま:共通点が多くて話が盛り上がり、「この人面白い。もっと話したい!」と思いました。1時間がほんの10分くらいに感じましたよ。
Tさま:本当に、全然話題が尽きなかったよね。僕もこれまで会った人たちと違って、最初からフィーリングが合うのを感じました。
―交際成立後は、どんなデートをされましたか?
Tさま:初デートは湘南のららぽーとへ。家族連れやカップルが多い中で、自分たちも買い物や食事を楽しみました。
Hさま:その時点で「あれ、私たちってもう結婚した?」みたいな雰囲気だったよね。本当にもう、2人でいることに馴染んでいたっていうか。敬語にも違和感を覚えるほどでした(笑)。
Tさま:それで「タメ口にしませんか?」って言ってくれたんだよね。ちょうど自分も同じことを考えていて、「でも会って2回目ではまだ早いかな…」と悩んでいたところだったので、その提案をもらえて嬉しかったです。