真剣交際に入ったキッカケは“女の勘”
―真剣交際に進んだのはいつ頃ですか?
Tさま:出会って5~6回目だったかな。
Hさま:そう。クリスマス、初詣とデートを重ね、その次が冬の海岸でした。海の家のカフェでちびちびとコーヒーを飲みながら、彼がモジモジと何か言いたげなんですよ(笑)。
そこで女の勘が働き、「何か言いたいことあるの?」と促したら、「僕とお付き合いしてください」って。「もちろん!」と答えて真剣交際に入りました。
―当時、Tさまはどのような心境でしたか?
Tさま:やっぱり緊張しました。本当は自分が切り出すまで待ってほしかったけど、何も言えないまま数十秒が経って…。その間に彼女が待ちきれなくなったんでしょうね(笑)。
悩んでいたときに背中を押してくれた、アドバイザーの言葉
―そんな積極的なHさまですが、真剣交際に進むかどうか悩んだ時期もあったそうですね。当時はどんな不安がありましたか?
Hさま:実は私、自分にすごく自信がなくて。一方、本人を目の前にして言うのも恥ずかしいけど、彼は人としても社会人としても素晴らしい人なんです。だから最初は「私なんかが彼と釣り合うのかな…」と悩んでいました。
でも、担当アドバイザーさんに相談したら「えっ、いいんですか? Hさんが思っている以上に、Tさんはあなたのことが好きですよ!」と言われて。
最初は「嘘でしょ」と思いました(笑)。でも「きっと担当の方にしか分からないことを言っているんだ。じゃあもう、素直にこのご縁を受け取ろう」と腹を括りました。そのおかげで、今があります。
一緒に暮らすイメージが湧いてから、次のステップへ
―真剣交際中はどんなデートをしましたか?
Hさま:「キッチン付きのレンタルルームを借りて、お部屋でくつろぐ感じのデートをしようよ」とTさんが提案してくれました。
スーパーで食材を買ってきて、一緒に料理やテーブルセッティングをして。お昼のTV番組を見てケラケラ笑いながら、2人でご飯を食べてくつろいで…。まさに“家にいる感じ”でしたね。「こんなに居心地の良い人、友だちでもなかなかいないぞ」と思いました。
Tさま:自分も同じ気持ちでした。それでレンタルルームの時間終了間際に、成婚の打診をしたんです。
Hさま:そのときも「もちろん!」と二つ返事でしたよ。
―成婚退会後は、結婚に向けて何をされましたか。
Hさま:一緒にいるのがすごく自然で楽しかったので、私からもう「一緒に住もう」と言うつもりでした。そこでまずTさんの家に遊びに行き、「2人で住むならどんなところがいい?」という方向に話を持っていこうと思っていたんです。ところが…!
Tさま:自分が既にファミリー向け物件に住んでいました(笑)。
Hさま:まさかの3LDKですよ!その広さを見て腰を抜かしました。でも、次に思ったのが「もう私、ここに住めるじゃん」でしたね。
Tさま:だから、一緒に住もうと決まってからは本当に早かったです。
パートナーは自分の“鏡”のような存在
―入籍後、心境の変化はありましたか?
Hさま:あまり新婚って感じはしません。ちょっと不思議な感覚で、「結婚した」というより「一緒に生きてる」って感じ。一緒にいるべき人だから家族になった、というか。
Tさま:その感覚は分かる気がする。一緒にいてすごく気が楽だから。結婚指輪があって、ようやく結婚した実感が湧いてきたかな…というくらいです。
―お二人がケンカすることはありますか?
Hさま:小競り合いはあります(笑)。例えば、「洗濯物をなんでこう干すの、このほうが乾きやすいでしょ」とか。あと、せっかちタイプの私は「もう少しテキパキできないかな」と思ってしまうことも…。
でも、彼は自分の鏡のような存在でもあるんです。「自力でできることは限られているから、せかせかしても仕方ない。天に身を任せるのも生き方の一つだよ」と教えてもらっている気がします。
Tさま:まあ、自分は基本「なるようになるさ」というスタンスなので(笑)。
焦らず、自分らしく。楽しみながら“春”を待って
―最後に。今、結婚相談所を検討している方々に向けてメッセージをお願いします!
Hさま:「適齢期だから」「そろそろ結婚ぐらいしないと」と焦っている人もいると思います。私も実際、焦っていました。でもやっぱり、“来たるべき時”というのがあって。その時が来ると「今まで何だったの?」と思うくらい、物事がスルスル進みます。
いいご縁ってきっと、春にならないと桜が咲かないのと同じで、無理矢理つかむものじゃないんですよね。もちろん養分のある土を敷くとか、こまめに手入れするとか環境を整えるのは大事だけど…あとは春を待つのみ。悩んでも焦っても仕方ありません。
だからご縁をつかむのも、結婚相談所に登録したり、自分磨きをしたりして環境を整えながら、ご自身の“春”が来るまでの時間を楽しんでほしいなと思います。私は自分の趣味も楽しみながら婚活をしていましたよ!
Tさま:婚活では、自分らしさを出していくほうがいいと思います。変に取り繕ってうまくいっても、2回目以降で結局ボロが出てしまうので。あえて悪いところを見せる必要はないけれど、時折くだけた感じを見せるなど、自分らしさをうまくアピールしたほうが結果的にうまくいく気がします。
―自然体で幸せそうなお二人を見て、改めて結婚って良いなと思いました。本日はありがとうございました。末永くお幸せに!