夜中3時まで続いた、本音の話し合い
―順調に進んだ印象ですが、結婚に向けて大変だったことはありましたか?
Sさま:いちばん大きかったのは“仕事”の話ですね。
Yさま:私は当初、“年収も同じくらいだし、楽しそうに仕事をしているから別にこのままでいいかな”と思っていましたが…親はそうじゃなかったみたい。うちが公務員家系で、Sさんの“焼肉店の店長”という仕事にピンと来ていなくて…。
私がいないときに、Sさんに仕事に関して「今後のことはどう考えてるの?」と聞いたそうです。
Sさま:そのときに「転職も考えています」と答えました。
Yさま:後でそれを聞いて私、混乱しちゃって。「焼肉店で上に上り詰めていくんじゃないの?どっちなの?」って。
当時はお互い仕事があってなかなか会えなかったので、夜中の3時くらいまで電話で話しましたね。
―どんな話し合いをされたのでしょうか。
Yさま:これから結婚して子どもを産んで…とライフステージが変わっていく中で、もしSさんが転職に失敗したら、私が一馬力になるかもしれない。それは現実的に厳しいので、転職するなら今すぐ動いてほしいと言いました。
Sさま:当時は「じゃあなんで俺と結婚しようと思ったの?」とか「なんで焼肉店の店長じゃダメなんだ」とか色々言った気がします(苦笑)。でも、お互いの意見を率直に伝えられたので、2人で話し合って乗り越えられましたね。
Yさま:結局、彼が公務員を目指してくれることになり、そして無事合格してくれました!
―なんという急展開…!おめでとうございます!
Sさま:ありがとうございます。頑張りました。
僕は自分の家族と縁遠いのですが、その分、描きたい家庭の理想は高いんです。それに、Yさんもご両親もみんな真剣に将来のことを考えてくれていると感じたので。その気持ちを汲んで、自分の気持ちも高めていった感じです。
乗り越えた先にあった、今の幸せ
―そんな苦難も乗り越え、夫婦になったお二人。今、幸せですか?
Sさま:はい、ほどよく手綱をゆるめたり締めたりしてくれる彼女のおかげで(笑)。変わらず今も笑顔でいてくれて、毎日楽しくて幸せです。彼女の隣にいられてよかったなと思います。
Yさま:はい。Sさんは優しくて、いつも味方でいてくれるので、一緒にいて安心します。結婚するまで、仕事の話以外にもいろいろありましたけど…(笑)。お互い意見が違うことがあっても、Sさんから歩み寄ってくれたり、彼なりに支えてくれたりしました。本当に頼りになる存在です。
婚活は、自分と向き合う時間でもある
―最後に。今、結婚相談所に入ろうか迷っている男女に向けて、一言ずつエールをお願いします。
Yさま:私もいろんな人に「少し柔軟にならないと出会えない」と言われましたが、どうしても外せない部分は大事にした方がいいと思います。そこを無理に変えてしまうと、結婚してから後悔すると思うので。
ただ、“こういう人はちょっと違うかも”と思った人にも1回会ってみるのはアリ。同じような人とだけ会ってうまくいかないなら、勇気を出していつもとタイプの違う人と会ってみることをおすすめします!
Sさま:「そう簡単にはいかない」という覚悟は必要だと思います。僕もYさんに出会うまでの10ヶ月はうまくいかず、つらいこともありました。
ただ、その分“これからの人生で自分がどうしていきたいのか”を改めて整理する時間を持てました。最初に“こんな人がいいな”と思っていた理想は、自分が勝手にそう思い込んでいただけ。真剣に婚活と向き合って初めて、本当に譲れない条件やこだわりに気づきました。大変な思いをしながらも、そこに気づけたことは大きな財産になったと思います。
これから婚活を始める皆さんも、つらいことがあっても諦めないでほしい。諦めずに続けていれば、いつか必ずご縁が舞い込みますから。
―婚活は「出会いを増やす」だけでなく、「自分と向き合う」機会でもありますよね。お二人とも、ありがとうございました!

