2020年も残すところあと僅かとなりました。
新型コロナウイルスの感染拡大によって大変なことも多い年となりましたが、コロナ禍でも嬉しいことや楽しいことはたくさんありましたよね?
直近の嬉しい出来事といえば、「待望の“冬のボーナス”が支給された!」という方も多いと思います。
コロナ禍でも頑張って仕事してきたみなさんですから、今年の冬のボーナスは特に嬉しく感じるかもしれません。
そんな、嬉しい冬のボーナスを、みなさんは何に使う予定ですか?
自分のため、愛するパートナーのため、家族のためなど、さまざまな使い道をお考えでしょう。
ご結婚されている方と独身の方では、その使い道も異なってくると思います。
そこで今回、エン・ジャパン(東証プライム上場)グループが運営する結婚相談所「エン婚活エージェント株式会社」(https://en-konkatsu.com/)は、20代・30代の既婚男女と未婚男女を対象に、「冬のボーナスの使い道」に関する調査を実施しました。
- 冬のボーナスはいくら出た(出る)?
まずは、既婚の方、未婚の方の双方男女別に、この冬のボーナスの支給額から聞いていきたいと思います。
「今年(2020年)の冬のボーナスはいくら支給されましたか(支給される予定ですか)?」と質問したところ、
【男性】
『20万円~30万円未満(14.7%)』『30万円~40万円未満(13.8%)』『40万円~50万円未満(12.5%)』『10万円~20万円未満(11.2%)』『50万円~60万円未満(10.8%)』
【女性】
『10万円~20万円未満(19.1%)』『20万円~30万円未満(17.5%)』『30万円~40万円未満(14.3%)』『40万円~50万円未満(12.2%)』『50万円~60万円未満(10.5%)』
という結果となりました。
割合に若干の差があるものの、男女ともに10万円~60万円がボリュームゾーンであることが分かりました。
※調査の際、回答の選択肢は『5万円未満』から『200万円以上』まで10万円単位で聞きましたが、10%以上の回答が集まったのは男女ともに上記の5項目でした。
- 昨年と比較して上がった?下がった?
今年(2020年)の冬のボーナス支給額が分かりましたが、その支給額は前年(2019年)の冬のボーナスと比較してどのように変わったのでしょうか?
そこで、「今年(2020年)の冬のボーナス支給額(支給予定額)の対前年比を教えてください」と質問したところ、
【男性】
『変わらない(46.3%)』『下がった(38.9%)』『上がった(14.7%)』
【女性】
『変わらない(51.6%)』『下がった(33.6%)』『上がった(14.8%)』
という結果となりました。
男女ともに、『変わらない』という方が多かったものの、前年よりも『下がった』という方も少なくないことが分かりました。
- 上がった額・下がった額とその理由とは?
今年(2020年)のボーナス支給額の対前年比が分かりましたが、『上がった』という方、『下がった』という方に、それぞれいくらくらい変動したかを聞いてみましょう。
まず、前の質問で『上がった』と回答した方に、「どれくらい上がりましたか(上がる予定ですか)?」と質問したところ、
【男性】
『5万円~10万円未満(32.1%)』
『5万円未満(28.2%)』
『10万円~20万円未満(14.1%)』
『20万円~30万円未満(7.7%)』
『100万円以上(7.7%)』
『30万円~40万円未満(5.1%)』
『40万円~50万円未満(2.6%)』
『50万円~60万円未満(1.3%)』
『60万円~70万円未満(1.3%)』
【女性】
『5万円未満(43.0%)』
『5万円~10万円未満(21.5%)』
『10万円~20万円未満(13.9%)』
『20万円~30万円未満(10.1%)』
『30万円~40万円未満(3.8%)』
『40万円~50万円未満(3.8%)』
『100万円以上(2.5%)』
『60万円~70万円未満(1.3%)』
という結果となりました。
男女ともに、前年と比較して10万円未満の上げ幅となった方が半数以上を占める結果となりましたが、中には100万円以上上がったという方もいらっしゃるようです。
続いて、先の質問で『下がった』と回答した方に、「どれくらい下がりましたか(下がる予定ですか)?」と質問したところ、
【男性】
『5万円~10万円未満(29.6%)』
『5万円未満(23.8%)』
『10万円~20万円未満(21.4%)』
『20万円~30万円未満(14.6%)』
『30万円~40万円未満(4.9%)』
『40万円~50万円未満(2.4%)』
『50万円~60万円未満(1.5%)』
『100万円以上(1.5%)』
『70万円~80万円未満(0.3%)』
【女性】
『5万円~10万円未満(30.2%)』
『5万円未満(29.1%)』
『10万円~20万円未満(26.8%)』
『20万円~30万円未満(7.8%)』
『40万円~50万円未満(3.4%)』
『30万円~40万円未満(1.7%)』
『50万円~60万円未満(0.5%)』
『60万円~70万円未満(0.5%)』
という結果となりました。
男女ともに、前年と比較して10万円未満の下げ幅となった方が半数以上を占める結果となりましたが、男性では70万円以上も下がってしまったという方もいらっしゃるようです。
では、この冬のボーナスが上がった理由、下がった理由とは何なのでしょうか?
それぞれの理由を聞いてみました。
■この冬のボーナスが上がった理由
・コロナで業績が上がった(20代/男性/埼玉県)
・コロナの影響を受けてない(30代/女性/和歌山県)
・夏が下がった分の補填(30代/男性/福岡県)
・コロナで生活に支障が出ないようにとUPした(30代/男性/北海道)
■この冬のボーナスが下がった理由
・コロナの影響で業績が悪化したから(20代/女性/東京都)
・コロナ不況(20代/男性/福岡県)
・コロナで休業したから(30代/男性/岡山県)
・経営難(30代/女性/東京都)
などの回答が寄せられました。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、“コロナショック”と呼ばれるほど、世界経済は大きな打撃を受けました。
業績が悪化した企業も多いため、それがボーナスの支給額にも大きな影響を与えているようです。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けていない業種や、業績がむしろ上がったという業種もあることが伺えます。
- 冬のボーナスの使い道とは…?
この冬のボーナス支給額の対前年比とその理由が分かりました。
では、支給された冬のボーナス使い道について聞いてみましょう。
「冬のボーナスの使い道を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
【男性】
『貯蓄(68.6%)』
『投資・資産運用(26.1%)』
『自分のファッションアイテムの購入(11.3%)』
『ローン・借り入れの返済(10.0%)』
『趣味(9.3%)』
『大きな買い物(家・クルマなど)(7.8%)』
『まだ決まっていない(7.0%)』
『豪華な食事(6.4%)』
『PC・家具などの購入(6.2%)』
『パートナーのファッションアイテムの購入(5.9%)』
『旅行(5.7%)』
『家族のファッションアイテムの購入(5.5%)』
『家族へのプレゼント(3.8%)』
『パートナーへのプレゼント(3.6%)』
『お取り寄せグルメ(2.7%)』
『自分磨き・自己投資(2.7%)』
【女性】
『貯蓄(72.7%)』
『自分のファッションアイテムの購入(17.5%)』
『趣味(9.4%)』
『旅行(8.3%)』
『投資・資産運用(8.1%)』
『豪華な食事(8.1%)』
『大きな買い物(家・クルマなど)(7.5%)』
『家族へのプレゼント(7.1%)』
『まだ決まっていない(6.6%)』
『PC・家具などの購入(6.4%)』
『家族のファッションアイテムの購入(5.3%)』
『パートナーのファッションアイテムの購入(5.1%)』
『お取り寄せグルメ(4.9%)』
『ローン・借り入れの返済(4.1%)』
『パートナーへのプレゼント(3.4%)』
『自分磨き・自己投資(2.8%)』
という結果となりました。
男女ともに、この冬のボーナスは貯蓄に回す方が最も多い結果となりましたが、男性は投資や資産運用に使うという方の割合が女性よりも高いことが分かりました。
コロナ禍は当面続くことが予想されますから、今後の経済や収入に対する不安から、消費行動よりも貯蓄に回すという方が多いのかもしれません。
また、男女ともに、パートナーやご家族のために使うという方よりも、ご自身のために使うという方が多い傾向も見えてきました。
- 【未婚の方への調査】自由に使えるけど実は寂しい!?
この冬のボーナスの使い道が分かりました。
ここからは、未婚の方、既婚の方に、それぞれ別の質問をしていきたいと思います。
“独身貴族”なんて言葉がある通り、未婚の方の場合、既婚の方よりもボーナスなどのお金を自由に使えるイメージがありますが、自由にお金を使えることは魅力的なのでしょうか?
そこで、未婚の方に、「独身だとボーナスを自由に使えて嬉しいですか?」と質問したところ、
【男性】
『ちょっと嬉しい(46.8%)』『非常に嬉しい(39.2%)』『実はちょっと寂しい(8.4%)』『実は非常に寂しい(5.6%)』
【女性】
『非常に嬉しい(47.3%)』『ちょっと嬉しい(47.3%)』『実はちょっと寂しい(3.5%)』『実は非常に寂しい(1.9%)』
という結果となりました。
男女ともに、自由にお金を使えることは嬉しいという方が多いようですが、中には寂しいという方もいらっしゃるようです。
そして、寂しいという方は女性よりも男性に多く見られることが分かりました。
ご自身の好きなようにお金を使えることは大きな魅力ですが、ふとした瞬間に、
「恋人がいれば、一緒に過ごす時間に使えるのに…」
「家族を作って、パートナーや子どものために使いたい…」
なんて思う時も、実はあるのかもしれません。
- 【既婚の方への調査】ボーナスでパートナーと揉めることもあるけれど…
既婚の方の場合、ご家族のためにお金を使うことも増えるため、未婚の時よりもボーナスの使い方の自由度は減るでしょう。
では、そんなボーナスの使い方について、パートナーと揉めてしまうことはあるのでしょうか?
そこで、既婚の方に、「ボーナスのことでパートナーと揉めたことはありますか?」と質問したところ、
【男性】
『揉めたことはない(64.3%)』『自由に使える金額で揉めたことがある(13.9%)』『使い道で揉めたことがある(12.4%)』『金額・使い道の両方で揉めたことがある(9.4%)』
【女性】
『揉めたことはない(66.4%)』『使い道で揉めたことがある(16.4%)』『自由に使える金額で揉めたことがある(12.4%)』『金額・使い道の両方で揉めたことがある(4.7%)』
という結果となりました。
男女ともに、3割以上の方が、ボーナスの使い方でパートナーと揉めた経験があるようです。
そして、男性は特に自由に使える金額で、女性は特に使い道で揉めたことのある方が多いことが分かりました。
■ボーナスの使い道で揉めたことがあります…
【自由に使える金額で揉めたことがある】
・ボーナスから小遣いをもらおうとしたら、妻から「それも生活費のうち」だと言われたこと(30代/男性/神奈川県)
・貯金しつつ、自由に使うお金の配分の割合について揉めた(30代/女性/栃木県)
【使い道で揉めたことがある】
・私は貯蓄に回したいが、旦那は趣味に使いたい(20代/女性/愛知県)
・虎の敷物を購入した際に不必要なものかそうでないかで(30代/男性/茨城県)
【金額・使い道の両方で揉めたことがある】
・趣味に理解が薄く、5万充てたいことに対する反対がある(30代/女性/奈良県)
・貯金するか旅行に使うかで夫婦で大喧嘩になったが、結局、豪華ディナーを食べに行くことになり仲直りした(30代/男性/大阪府)
などの回答が寄せられました。
先の質問でも、ボーナスの使い道について男女で回答に差がありましたから、そういったお金に関する考え方の違いから、ボーナスのことで揉めてしまうこともあるようです。
それでも、「仲直りした」という回答があるとホッとしますね。
- パートナーの意見も尊重して、ボーナスは計画的に使いましょう!
今回の調査で、冬のボーナスの額や使い道が分かりました。
コロナ禍での初めての冬のボーナスとなったことから、下がってしまった方は多いようです。
お勤めの企業や団体の業績などの影響を踏まえると、支給額が下がってしまうことはやむを得ないのかもしれませんね。
未婚の方の場合、自分のために自由に使うという方も多いと思いますが、それが魅力である反面、寂しさが募るなんて方もいらっしゃるようです。
また、既婚の方の場合、ご家族に日頃の感謝の意味も込めてサービスするという方もいらっしゃるようです。
そして、「自由に使おうとしたらパートナーと揉めた…」なんて方も少なからずいらっしゃいました。
ですが、それもみんな、将来もずっとあなたと幸せに暮らしていきたいという思いの裏返しです。
そのためには、今パーッと自由に使ってしまうのではなく、計画的に使って欲しいという愛情溢れる助言ということを理解してくださいね。
お互いが生涯を一緒に過ごしていくと決めて結ばれた二人なんですから、パートナーの意見も尊重して、ずっと幸せな家庭を築いていってください。
今は独身という方は、そんな風に思える素敵な相手を見つけて、幸せな人生を謳歌しましょう!