変わらぬ現状に危機感を覚え、アプリ⇒相談所へ
―まずはお二人が婚活を始めた時期とキッカケを教えてください。
Sさま:30歳くらいで「一人だけでごはんを作って食べてもつまらない」と思うようになり、アプリや婚活パーティーでの婚活を始めました。
Kさま:自分は 27~28歳の頃です。当時は「彼女が欲しい」くらいの温度感で、アプリをちょこちょこ使っていました。
―なぜ結婚相談所に入ろうと思ったのですか?
Sさま:「このままでは、本気で結婚したい人には出会えない」と感じたからです。
Kさま:自分が父親の結婚した歳になり、いよいよ危機感を持ち始めて…。「今のままでは変わらない」と思い、1~2年だけ相談所でやってみようと決めて入会しました。
―実際に活動してみて、アプリや婚活パーティーとの違いは感じましたか?
Sさま:明らかに真剣度が違いました。結婚相談所でお会いした方々は皆さん“結婚”という目的ありきで動いていたので。
Kさま:アプリとは違って低くない金額を毎月払って活動するので、自分自身も“力の入れ方”が変わりましたね。
お見合いで失態…と思いきや、逆に好印象!
―お二人の出会いについて教えてください。
Kさま:写真を見て「穏やかそうでいいな」と思い、僕から申し込みました。
Sさま:プロフィールを見たら料理が得意そうだったので、「めっちゃいい!」と思ってOKしました(笑)。
Kさま:今日も昼飯は僕が作りましたよ。
―羨ましい新婚生活…! そんなご夫婦の初対面の印象は?
Kさま:その日はなぜか体調がすごく悪くて、お見合い中に我慢できずお手洗いに中座したんです。あのときは「戻ったら絶対お開きになる…」と思って落ち込みました。
でも、彼女は何事もなかったかのように話の続きをしてくれて。「ああ、別にこんなことで相手を減点する人ではないんだ」と安心したのを覚えています。
Sさま:私は「目が優しい人だな」と思いました。
お手洗いからすごく申し訳なさそうに帰ってきたときは、「人が良さそうだな」と逆にプラスに捉えていましたね(笑)。
趣味は合わずとも、すぐに距離が縮まった2人
―交際成立後は、どんなデートをしましたか?
Kさま:「今日は僕の行きたい野球観戦」「次は彼女の行きたいミュージカル鑑賞」という感じで、どちらかがプロデュースする形でお互いの趣味を知るデートをしました。
Sさま:私は当時、趣味でダンスを習っていたんですけど、彼がそのダンスの発表会に来てくれたときはすごく嬉しかったのを覚えています。
実は初対面ですごく意気投合したわけでもなかったし、趣味も一致していませんでした。
でも、趣味を知るデートを通じて「この人とならお互いを理解しあえるかもしれない」と思えたので良かったです。
―素敵ですね!では、お二人の距離が縮まるのも早かったのでしょうか。
Sさま:私はすぐ恋愛スイッチが入りました。声がすごくタイプで、「もうずっとこの人の話を聞いていたい」と思って…(笑)。
Kさま: 2回目のデートはほぼ1日中だったので、かなり距離が縮まったかなと思います。その後、平日に1時間くらい長電話もして。
Sさま:その次に会ったときにはもう「真剣交際に進みたい」と私から切り出しました。
―まさに“スピード展開”ですね!
Sさま:でもずっと「次に付き合った人と結婚したい」と思っていたので、迷いはありませんでした。
Kさま:自分もダラダラ付き合っていても仕方ないと思っていたので、「早く真剣交際に進んできちんと向き合ったほうがいい」と判断しました。
彼女と一緒だと癒されて、肩ひじ張らず穏やかにいられたことも大きかったと思います。