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女性ファッション編 安心して“ボクの未来の妻”と周囲に紹介できる、 王道のフェミニンファッションに男性は弱い。

安心して“ボクの未来の妻”と周囲に紹介できる、 王道のフェミニンファッションに男性は弱い。

古閑美有紀(こが・みゆき)
イメージコンサルタント

婚活ファッションの代表は、ワンピースかスカート。

婚活シーンでは「白やピンクなどのパステルカラーを着ましょう」「スカートやワンピースがおすすめスタイル」といったアドバイスを聞いたことがあると思います。実際、婚活中の男性が女性に求めているのは、おしゃれ上手であることより、着ているものに、年齢に見合った女らしさと、両親や家族に紹介できる安心感があるかどうかです。

家庭的、清楚、奥様っぽい雰囲気がキーワード。パンツではなくスカート、それも膝が見えるか見えないかくらいの丈が鉄板です。美脚が自慢だとしても、ミニスカートでは、婚活に真剣な男性を遠ざけます。

結婚というゴールを目指すなら、まずは広範囲の男性に「もっと親しくなりたい」と思ってもらうことが大事。あか抜けたおしゃれが得意な女性にはやや物足りないかもしれませんが、婚活では、スキがないくらい洗練されたおしゃれは逆効果です。

例を挙げれば、シャツより、ブラウス。ザックリとしたローゲージニットより、モヘアやゲージの細かい柔らかなニット。ミニスカートやタイトスカートより、フレアスカートやプリーツスカート、となります。(タイトスカートは素材、年齢にもよります。)小動物のような柔らかさや可愛らしさを連想させるものが、勝負アイテムです。

 

色を味方につけて、女らしさをランクアップ

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よく言われることですが、人は外部からの情報の80%を視覚から得ています。つまり、パッと見た数秒で第一印象が決まってしまうわけです。なかでも、色の情報は大きな割合を占めています。婚活での第一印象を上げるなら、やはり白、ピンク、ミントグリーン、水色などソフトで明るい色使いを意識したいですね。

体型カバーを考えると、膨張色のパステルは避けて黒を着たがる女性もいるかもしれません。しかし黒は主張が強く、重厚感が出るので、初対面ではややキツイ印象に。どうしても着たいなら、暗く重くならないよう抜けのバランスを考えて、ジャケットではなく適度な肌見せトップスや膝丈スカートで取り入れます。ベルトや靴など引き締め感がほしい部分にだけ使うのもいいですね。その場合は、黒よりネイビーがおすすめです。

白やピンクのファッションがいいと言っても、全身白、あるいは全身ピンクというのは野暮ったくなる恐れもあります。ワントーンコーディネートがいまのトレンドとはいえ、上級者向き。白やパステルにグレーかベージュを合わせると、落ち着きに加え、ほんわかやさしい印象になります。

いずれにしても、色使いは3色にまとめましょう。バランスも良く、上品さも加わります。色数が少なすぎると、「メイクが崩れている」「ブラウスに変なシワがあるな」など余計なところに男性の目が行ってしまうので、色数は狭めすぎないこと。コントラストもできて、スタイルもよく見えます。

 

素材感、デザイン……ひと目でわかるフェミニンな記号とは

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女性のファッションにそれほど詳しくない男性たち。好き嫌いの決め手も単純で、素材感やデザインなどに“女性らしさの記号”が含まれているかです。

ジャケットなら、テーラードのようなカチッとしたものではなく、ノーカラーやカーディガン。シルクやシフォン、レース、ナイロンといったとろみのある素材、揺れるアイテム、適度な透け感が男性好み。

デザインは、首元、足首、手首など“首”がつくパーツを出すと、華やかさや女性らしさが強調されて、男性からの好感度がアップします。逆に、女性が“婚活向き”だと思っているフリルやリボンは、男性の目には子どもっぽく映るので不評。胸元に飾りがついているのに大ぶりのアクセサリーを重ねるような“盛り”すぎているファッションも男性は苦手です。

 

華奢な小物使いで、女らしさをアピール。

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小物使いの基本は、“男性は身につけないようなもの”。アクセサリーなども華奢なデザインや揺れるデザインのものを選んで、女性らしさを演出します。

ふだんはバレエシューズのようなぺたんこ靴を愛用していても、婚活の場では、靴は適度な高さのパンプスがおすすめです。ヒールの高さは、歩きやすさも関係するので一概には言えませんが、小柄な方ならできれば5㎝以上。背が高くてヒールを敬遠している人も、最低3㎝くらいのものは履きましょう。

講座でもお伝えしているのですが、ヒールを履く効果は3つあります。1つは足の甲が高くなって足首とつながるので、足長に見えること。2つめは、足首が引き締まって見えること。3つめはヒールの不安定さが、男性の「支えてあげたい」庇護(ひご)欲を刺激することです。足長効果を狙うなら、夏は素肌に近いヌーディーな色の靴、冬はタイツの色と同系色を選びます。

バッグは通勤用ではなく、デート用のやや小さめのものを用意します。

 

骨格とおしゃれの知られざる関係

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婚活ファッションはともすれば没個性になりがちですが、ポイントを押さえてキレイな着こなしができれば高得点をマークできます。その際、忘れてほしくないポイントが2つ。

1つは、サイズのフィット感です。「私は普通体型だから、9号」と決めつけて買ってしまう人がいますが、試着は必須。だぶついて変なたるみができていないか、丈は合っているかなどをチェックしましょう。ワンサイズのもので、あまりに体型と合っていない場合は、ちょっとコストがかかってもお直ししましょう。サイズが合わないとだらしなく見えてしまいます。

着こなしとしては、小柄な方なら明るい色のトップスや顔周りのアクセサリーなどで、上半身に目線を集めるといいですね。反対に、背の高い方は上下で色を切り替えたり、アクセントのベルトをするなど、目線を切ると縦の長さを緩和します。

もう1つは、その人自身の骨格と素材感の相性です。この講座では、骨格をストレートタイプ、ウェーブタイプ、ナチュラルタイプと3つのタイプに分けて、よりパーソナルに似合う着こなし方をお伝えしていきます。

 

  • ストレートタイプ⇒シンプルで直線的なシルエットが似合う。飾りすぎると野暮ったい。

特徴:骨格に立体感があり、厚みのあるボディに。腰高、デコルテの傾斜が前に張り出していて、腰高。筋肉がつきやすい。

着こなしポイント:もこもこした素材を身につけると着ぶくれて見えるので、身体に沿うシルエットを意識する。リボンやフリルなど胸元にボリュームが出る服は避け、Vネックなど胸元をすっきり見せる着こなしがおすすめ。

  • ウェーブタイプ⇒足し算の華やかなスタイルが似合う。シンプル過ぎると地味に見える。

特徴:ボディが薄く、アジア人体型。肉質が柔らかく、運動しても筋肉がつきにくい。

着こなしポイント:胸元をタックやビジューなどで盛ったデザインのもので立体感を見せるのがよい。逆に、深く開いたものは避ける。婚活ファッション向けの柔らかい素材を積極的に取り入れたい。

  • ナチュラルタイプ⇒フレーム(骨格)がしっかりあり、ラフな素材を着るとカッコいい。

特徴:関節が大きく、鎖骨や顎がしっかりしていて、骨が目立つタイプ。

着こなしポイント: ロングネックレス、タイトやストレートのスカートなど、縦に長いIラインやAラインを意識。フレームがあるので、ラフな素材や、ボリュームの大きなものを肩でさらっと着るとカッコいい。

 

これまで婚活向けのファッションについてお話ししてきましたが、もし試着してみて「こういうファッションはあまりに自分らしくないな」という違和感があるなら、無理して取り入れなくて大丈夫です。ご自身のキャラクターにそぐわないほど服だけ可愛く飾るのは痛く見えてしまうので、どこまでなら受け入れられるか許容範囲を決めましょう。

しかし、「こういうのは似合わない」と決めつけて着てこなかった服が、予想外に似合うこともあります。講座を「こんな自分もいたんだ!」というような、新しい魅力を発見する機会だと捉えていただければうれしいです。

【講師紹介】

イメージコンサルタント

【経歴】

こが・みゆき 1969 年生まれ。自宅をサロンとし、パーソナルカラー診断、骨格診断で似合う色や素材、デザイを分析後、ショッピングをしながら実践的なアドバイスを

するなど、理論と実践でより多くのファッション迷子の女性達が自信を持って輝いてもらえるよう活動中。またカルチャースクールなどでの講師活動やカラーセラピーの講座も開講。

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